トレルボルグ シーリング ソリューションズ、航空宇宙分野の熱可塑性樹脂専門メーカーを買収

2024年12月4日、ペンシルベニア州ウォーレンデールにあるMagee Plastics社の本社で統合の式典が行われ、トレルボルグ シーリング ソリューションズのグローバル航空宇宙チームとMagee Plastics社の従業員100名が参加しました。
新たなケイパビリティと製品
Magee Plastics社は、業界トップクラスの設計技術、品質、性能基準を適用し、複雑な仕様に対応する航空機内装ソリューションを開発しています。トレルボルグにMagee Plastics社を迎えることで、当社の熱成形や真空成形に関するケイパビリティや製品が強化・拡充されます。なお、買収は2024年12月にトレルボルググループによって正式に完了しました。
Magee Plastics社が生産する製品には、窓用シェードとアセンブリ、側壁パネル、旅客サービスユニットとエアグリル、天井パネル、貨物エリアパネル、座席部品、トイレとギャレーの部品、フライトデッキ機器、キャビン全体の改造内装システムなどがあります。
「この買収により、熱成形と真空成形の先端の専門知識が加わり、航空宇宙分野におけるトレルボルグの競争力が強化されます」と、グローバル航空宇宙事業部門プレジデントのGordon Roperは述べています。「また、成長を続ける航空機内装品の市場で販売相乗効果も生み出します。」
「Magee Plastics社の事業には、連邦航空局FAA145認定のサービス工場も含まれており、これによりトレルボルグのアフターマーケットサービス分野におけるシェアも拡大し、お客様との関係がさらに強化されます。」
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急成長する市場
航空宇宙産業は今後も大きな成長が見込まれています。この需要に対応するため、トレルボルグは買収や既存事業の拡大のための投資を行っています。2024年5月には、モロッコに先端の製造工場を設立する計画を発表しました。建設はすでに開始されており、2025年末までに稼働を開始する予定です。
Magee Plastics社は、ピッツバーグから約30マイルの位置にあり、2023年には約2億3,000万スウェーデンクローナの売上を達成しました。